【プレスリリース】ダイカスト鋳造用「汲み出し口専用 軽量保温蓋」発売
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自動車製造の課題である鋳造工程のCO2排出量を抑制
INUI アルミ鋳造用「軽量保温蓋」発売
金属を使用せず従来品の約1/5の重量を実現 ガス消費量約20%削減
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産業炉の耐火材メーカー・INUI(常滑市・代表取締役 大野耕藏)は、自動車製造のアルミ鋳造工程におけるCO2削減ニーズに応えるべく、ダイカスト鋳造用「汲み出し口専用 軽量保温蓋(ふた)」を発売いたします。本商品は、従来品に比べて重量を約5分の1に削減し、指先で持てる軽さを実現。
鋳造炉のガス消費量を約20%削減できることから、作業性向上とエネルギー効率の改善を同時に実現します。※2025年6月4日(水)~6日(金)にAichi Sky Expoにて「AXIA EXPO2025」と同時開催される「新あいち創造研究開発展」に出展いたします。
【CO2抑制が課題 自動車製造の鋳造工程 排出量は塗装と鋳造で全体の5割弱】
・自動車業界では、燃費向上と電動化への対応のため、車両の軽量化が急速に進んでいます。アルミニウムなど軽量金属のダイカスト鋳造※による部品製造も増加しており、自動車1台あたりのアルミニウム使用量は1980年には約40kgでしたが2020年には約190kgになっています(自動車工業会統計データ、日本アルミニウム協会統計データより)。
※ダイカスト鋳造:溶かした金属を金型に流し込む「鋳造」からさらに圧力を加える鋳造方法
・一方で車の製造工程では、塗装と鋳造だけで全体のCO₂排出量の約5割弱を占めるとされ、特に鋳造工程のエネルギー消費と排出量削減が大きな課題となっています(出典:経済産業省「グリーン成長戦略」2022年版)。
・ダイカスト鋳造では、溶けた金属(溶湯)を炉から汲み出す際、汲み出し口に保温用の蓋をかぶせますが、従来の金属製蓋は非常に重く、作業員が手軽に開閉できないため、休憩時や設備停止時に蓋をしないケースも多く、無駄な熱損失やガスバーナーによるエネルギー消費が問題となっていました。
【“つまんで持てる”保温蓋開発 従来品の約1/5の重量 ガス使用量20%削減】
・上記背景から、INUIではダイカスト鋳造用「汲み出し口専用 軽量保温蓋」を開発しました。
・同商品は従来品に比べて重量を約1/5に削減し、指先で持てる軽さを実現
・さらに鋳造炉のガス使用量を約20%削減(自社検証済)できることから、作業性の向上とエネルギー効率の改善を同時に実現します。
・その他、現場ごとに形状の加工が可能
・日常的な蓋の使用により異物混入防止や品質の向上にも貢献します。
<商品概要>
商 品 名:ダイカスト鋳造用「汲み出し口専用 軽量保温蓋
特 長:従来品の約1/5の重量を実現、炉のガス消費量を約20%削減
素 材:金具不使用、耐熱クロス・ボード・コーティング
問い合わせ:INUIウェブサイトよりhttps://inui-coating.com/
※2025年6月4日(水)~6日(金)にAichi Sky Expoにて「AXIA EXPO2025」と同時開催される「新あいち創造研究開発展」に出展いたします。
【会社概要:株式会社INUI】
2006年、耐火物の下請け加工業として創業。2011年より自社製品の開発に着手し、2014年より常滑窯業技術センターと共同開発開始。耐火物用のコーティング剤、高強度断熱キャスタブル耐火物の開発に成功(いずれも特許出願)。2019年「はばたく中小企業300社」に選定。2025年「愛知環境省 優秀賞」受賞。
カーボンニュートラルや循環経済の実現に向けて、新製品の開発・販売によって製品のリサイクルや長寿命化などにも取り組んでいます。
※参考:弊社ウェブサイト「リサイクル」ページ
創 業:2006年
代表者:代表取締役 大野耕藏
資本金:300万円
事 業:耐火物製造
所在地:愛知県常滑市新開町6丁目1の35
WEB:https://inui-coating.com/
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【取材依頼・お問い合わせ先】
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会社名 :株式会社INUI
担当 :取締役 大野大輔
電話 :0569-35-2955
メール :oono@inui-coating.com
住所 :愛知県常滑市新開町6丁目1の35
当社ではご取材を随時お受けしております。本件の詳細情報をご希望の場合は、お問い合わせください。