アルミ重力鋳造 断熱セラミックラドル用 湯回り不良を軽減するコーティング材 株式会社INUI 提案事例 提案先 断熱セラミックラドルを使用する、アルミ重力鋳造のラドル・ペリカン保全担当者様 生産技術者様 課題 アルミ重力鋳造では、溶湯搬送時の温度ドロップ低下のために、欧州メーカーの断熱セラミックラドルが主流となってきています。 しかし、断熱セラミックラドルは継続使用していくと、初期に塗布されていたアルミ離型コーティング材の効果が軽減していきラドル内部にアルミが付着してきます。 ラドルに付着したアルミが異物混入や、湯回り不良などを発生させる原因となります。 提案 断熱セラミックラドルラドルに最適な、アルミ離型コーティング材を開発。 高い離型効果と、離型効果の持続性でアルミ付着を軽減。 アルミを付着防止することで、鋳造の湯回り不良を軽減させる。 弊社は耐火物・耐火断熱材を使用する現場にお伺いし、現地調査をもとに改善提案をすることを得意としています。日々提案活動を続けていく中で、さまざまな分野での提案事例が積みあがってきました。 本ブログでは弊社が今まで行ってきた提案事例をお伝えしていきます。可能な限り、毎週更新を行います。 アルミ鋳造の現場では、生産に伴ってラドルにアルミが付着することが問題になっています。 ラドルに付着して、固まったアルミは溶湯(700℃前後)の時と比べ大幅に温度が低下しています。 これを防ぐために、断熱セラミックラドル専用の離型コーティング材を開発しました。 断熱セラミックラドル用コーティング材を塗布したラドルは、アルミの付着が抑制されている為、固形化したアルミによる温度低下が少なく、ラドルの温度低下が抑制できています。(右側がコーティング済みのラドル ラドルの温度が高い) 固形化したアルミは温度が低く、そのまま鋳造してしまうと溶湯温度の低下につながってしまいます。 アルミの付着を防止することで、湯回り不良の軽減につながり大手輸送機器メーカーでは、湯回り不調が1/5に抑制されました。 アルミの離型効果を高めるためには、上記の4つのポイントがあります。 この効果を併用することで、アルミ離型効果が大きく持続します。 アルミの付着防止には、ラドルのメンテナンスに注力することが最も効果的です。 断熱セラミックラドルは価格が高く、納期もかかるためラドルをメンテンナンスしながら使用することが結果的にはコストダウンにつながっていきます。 カタログ、サンプルご依頼は下記より申し込みください。 問い合わせフォームはこちら 電話の場合TEL 0569-35-2955(担当:大野)迄ご連絡ください。 弊社は既存製品を販売するだけでなく、ユーザー様の課題にあわせた開発・提案を得意としています。お困りごと等ありましたら、お気軽にご依頼いただければ幸いです。ユーザーさまの課題に合わせて、都度開発致します。 過去の提案事例を下記にまとめております。 是非、ご覧ください。 (株)INUIの製品提案・技術紹介はこちら 取鍋の温度ドロップを抑制するコーティング材 リフテク...