名古屋工業大学研究協力会 にて
「表面処理技術を用いた高温用断熱材の多機能化」を題して講演しました。
多くの大学の関係者と高温産業の技術者の方々に来場いただきました。
高温産業における代表的な断熱技術として、高気孔率なセラミックファイバーなどの施工があります。しかし高気孔率ゆえの輻射熱の遮熱性に乏しいことや、化学的な浸食を受けやすいこと、加熱に伴う体積変化が大きいこと、といった弱点も多く存在するのが現状です。これら高温用断熱材の弱点を補うための表面処理技術についてお話しさせていただきました。
今回は講演のまとめを共有させていただきます。
表面処理技術を用いた高温用断熱材の多機能化
・セラミックファイバー向けコーティング材の開発
・表面コーティングによる収縮抑制メカニズムの解明
・コーティング材を活用した製品展開
・新しい施工技術 〜工業炉のリノベーション〜
②開発目的
セラミックファイバーが抱える問題を同時に解決するコーティング材を開発する
<リフラクトリーセラミックファイバーと生体溶解性ファイバーの課題>
・加熱収縮率が大きい→耐熱性が低い
・強度が低く脆い→耐風性が低い
・腐食性物質と反応→耐食性が低い
③
コーティング材の特徴
④製品について
⑤耐火物で世界を変えてゆく
INUIはコーティング材の技術をもとに企業の課題を解決できる製品やサービスを創造していきます。]]>